「知恵の水」の話

知恵の水頭之宮四方神社には一年を通じて多くの参拝者が訪れます。その理由の一つが、本殿近くに湧く御神水を頂くことです。 この水は古くから「頭之水(こうべのみず)」として敬われ、毎年2月第1日曜日には「水取神事」が行われます。この「知恵の水」は、慶事万来・開運守護に霊験あらたかとされ、水取神事には「社業発展」「家内安全」「健康長寿」「合格祈願」「厄除祈願」などを求め、たくさんの人々が参拝されます。
また、お正月には「知恵の水」を若水として汲み、この水で作ったお雑煮や正月一番茶をいただくことで一年間の無病息災を願う風習があります。四季折々、御神水にあやかり「知恵」が湧き出ますようにと参拝者が訪れ続けています。

「お頭さん」の話

お頭さん「知恵の水」の近くに何人もの人の顔のように見える不思議な石があり、「お頭さん(おかしらさん)」と呼ばれています。当神社の由緒と深い関係のある唐子川にあった石で、御神体の「おかしら」と関係することからここに据えられました。
頭や顔、肩や腕、その他ご自分の悪い体の快復を念じて「お頭さん」を撫でると、御神助をいただけるとされ、頭之宮四方神社の御神徳のひとつとされています。

「お誓いの石」の話

お誓いの石社殿に向かって右手、さながら古代の貝塚のように白と黒の石が積み上げられた「奉石所」があります。頭之宮四方神社には、古くから石を奉る風習があります。人間の「意志」は弱いことから、硬い「石」に託すことによって、意志が崩れないように、心願成就を願う伝承が今も受け継がれています。 小さな石は「お誓い石」と言い、「合格祈願」「交通安全」など、心を込めて書かれた真剣な文字が読みとれます。
お願いを掛ける時は「白石」に祈念し努力の誓いを立て、成就した暁には、お礼参りとして太陽の下で黒々と健康に豊かに働けることを願って「黒石」を奉納します。これはいずれの石も海の塩水で清められた5cm〜6cm程度のものを納める習わしです。山地に鎮座する当神社では、遠い海の石を供えることに意味があります。 なお、現在では、石を用意できない方の為に「無地絵馬」(絵の描かれていない絵馬)が用意してあり、無地絵馬発祥の神社でもあります。

「命名」の話

人は、誕生、命名、初節句、七五三、入学、成人式など、成長と共に人生儀礼を重ね大人になって行きます。「命名」はそうした人生の最初の儀式であり、「姓名は生命なり」と言われますように、大切な名前は御由緒の通り、子供と縁の深い「あたまの神様」である頭之宮四方神社で命名を授けられ、子供の健やかな成長と末永い、幸福をお祈り致しましょう。

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